ネットでよく見る「ステマ」とは?
投稿日時:2015-05-19 10:38:13
ネットの掲示板やTwitterなどをチェックしていると、よく「ステマ」という言葉を目にすることがあります。このステマという言葉、使われる際には誰かをバッシングする言葉が続けられるので、文脈から何となく悪い言葉だということは理解できます。
ですが、多くの人はステマを何となく理解しているだけで、本当はどのようなものなのか理解していないように思えます。いま、この記事を見ているあなたは、ステマがどのようなものなのか理解出来ているでしょうか?
実は、ステマというのは「ステルスマーケティング」の略称になります。つまり、ステマはマーケティング手法の一つなのです。広義的には“企業が宣伝であることを隠し、消費者に宣伝すること”がステマだとされています。
例えば、「サクラ」と呼ばれるマーケティング手法は古く存在していますが、これはステマの代表格になります。サクラでは企業に依頼された人間が、まるで第三者であることを装い、消費者に宣伝活動を行います。このように消費者を騙す側面を持つサクラは、むかしから問題のある手法だと言われてきました。ステマについても同様のことが言えます。
近年では、特に、このようなステマ的手法がバッシングを浴びるようになりました。その理由はおそらく、IT技術の進歩によって、消費者が情報を得るルートが広まったためでしょう。つまり、以前のように、消費者を騙すことが難しくなってきているのです。
この傾向は、この先ますます強まっていくものと思われます。そこでこれからのマーケティングで重要視しなければならないのは“関係性を明確にすること”です。消費者に隠すことが難しくなるならば、今後は、公正に広告であることを主張することが必要になります。そうしなければ、企業側がステマだと認識していなくても、ステマだと誤解されてしまう可能性があるからです。
ステマに認定されると、それだけで消費者の信用を大きく落としかねません。ですから、企業側は間違ってもステマ認定されないように注意しなければなりません。